[続]Angel Beats'

再会？

ここは――ああ、そうだ。俺は今からバイトに行くんだ。

そこへ見覚えのある少女が現れた。

音無『……!あの子は…』

駆け寄りたいが、思い出せそうで思い出せない。死後の世界の記憶は失うからだ。

音無『ぐっ…知ってる気がするんだが…どうする？声をかけようか…』

迷う音無。見覚えがあったとしてもそれが勘違いだったら？そう思ってしまう。仮に勘違いじゃなかったとしても相手は知らないかもしれない。苦悩する音無は…

音無『………やっぱり止そう。人違いかもしれないからな』

そう言ってその場を後にする音無。そして、バイト先にたどり着いた。

音無『ふう、ようやく着いたな。さすがに歩きで二時間は堪える』

免許を取れば楽かもしれない。でもバイトの掛け持ちで取る暇もないくらいに音無は忙しかった。睡眠時間はたったの三時間。休みは１日。いずれ身体が保たなくなりそうだ。そして…

音無『ようやく終わったな。とりあえず次は…二時間後か。寝ちまうと起きれないだろうから、少し立ち読みでもして行こうかな』

そう言ってコンビニへ向かう音無。するとそこに、先程の少女が…

音無『!あの子は…!』

なんと、偶然見掛けた時には少女がダンプにひかれそうになっていた。音無は急いだ。そして…

ﾌﾟｰｰｰｰｯ!

ダンプのクラクションが鳴り響く。しかしブレーキをしたが遅かった。少女を守って音無は待たしても命を落としてしまったのだ。

音無『うぅ…俺は…死んでしまうのか…?こんな…ところで…』

少女は助けてくれた音無に感謝と同時に悲しみに暮れた。息絶えた音無のそばで泣き叫び、号泣する少女。