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「イヴ、メアリーを探してきて。多分この近くにいるはずなんだけど…」
「う、うん…わかった」
イヴは再びメアリーを探し始める。状況がよくわからないが、メアリーがこの世界にいることは確かなようだ。
「……?」
イヴは足を止める。一階と二階を繋ぐ階段の近くで不自然なくらい人が集まっていた。
「どうしたのかな?」
「あの子泣いているぞ」
耳を傾けるとそんな会話が聞こえる。それと誰かの泣き声が…
イヴは気になって、人が集まっている場所へ向かう。
「ギャリーのバカ…どうして……どうして……」
泣いていたのはメアリーだった。イヴはメアリーを見つけて安堵する。しかし、それは一瞬だった。
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