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「うそ………!」
安堵から一転、悲しみと絶望に変わる。メアリーが何故こんなに泣いているのかすぐにわかった。メアリーの近くにある大きな絵。
「ギャリー……」
【少女を助けた男】。その絵は間違いなくギャリーだった。青い薔薇を持って倒れているギャリー。
イヴはその絵を見て泣き崩れた。
「………ギャリー……ギャリー……ギャリー…………!」
その後、イヴは家に帰ることになる。メアリーという新しい家族を加えて。家に帰ってからも両親が心配するほど二人は泣いていた。
私のせいだ…。
二人は自分を責めていた。しかし、そんなことをしても帰って来ない。
ギャリーはずっとあのゲルテナの作品達の世界にいるのだから
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