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「私の名前はシエル。覚えていないと思うけど、ずっとギャリーさんの側にいれたおかげでこうして人と会話できるようになりました。本当にありがとうございました」
シエルはその小さな体で一生懸命お辞儀した。
「ごめん。アタシ、全然覚えていないわ…」
「まあ、そうでしょうね。口調も前と違いますし」
そう言うと、シエルはジャンプしてギャリーの頭の上に乗る。
「ちょ、ちょっと…」
「私はゲルテナの作品ではなくメアリーさんの作品です。なので私も一緒に出れます。それに、私がいれば記憶も維持できますよ」
「だからって、なんでアタシの頭に乗るのよ…」
「頭の上にあるワカメが気になりました」
「それはアタシの髪!」
ギャリーは少し怒る。頭の上に乗っかっているシエルを無理やり降ろそうとするが…
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