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「ありがとう…お父さん…」
お父さんから貰った大切なもの。メアリーはカードを箱の中に戻し、大事に箱を抱える。
「ぐ~」
いい感じの雰囲気だったが、突然誰かの腹の虫が鳴った。
「すみません…お腹が空きました」
まさかのシエルだった。両手でお腹を押さえ、ぐったりしている。
「アンタ…お腹が空くんだ…」
誰もが思ったことをギャリーは口にした。人形がここまで人間のように喋ったり、動いたりすると、普通の人が見たら不気味を通りこして寧ろ親近感が湧くかもしれない。
「そうね、お腹空いたよね」
くすっと笑うメアリー。凄く久しぶりな感じだ。またこうして三人揃うことができるなんて。そして今はシエルもいる。
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