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「よろしくです!なーんか人型の召喚獣の人ってみんな強いからって威張ってるから
ナガレさんもそういう口かと思ってたんですけど、全然違いますね!」
「ありがとな」
ヒナノのふわふわとした髪をなでるとカッとヒナノの頬が赤く染まった。
「は、はずかしいんですけど…」
「あ、すまん」
昔近所にいたダックスフントみたいでついやってしまった。
「えーっとごはんとかまだなら一緒に食堂いきませんか?今から晩御飯ですし」
ヒナノが指さした時計では7時15分の位置に針はあるが、数字ではなく例の変な文字が書かれていた。
「じゃあ、連れて行ってもらおうかな」
ということで食堂まで行くことにした。
食堂には女子しか案の定女子しかおらず、俺は大変浮いている。
ヒナノが俺を連れているせいで、俺がヒナノの召喚獣なんじゃないか、とか
でもあの子魔導科学科の1年でしょ?
とかヒナノが人型のマスターなんてありえない!
とか様々な声が飛び交っている。
「すまん、ヒナノ」
俺のせいで注目を浴びまくっている。
「ああ、お気になさらず!」
本当にヒナノは気にしていなかったのか、飄々として、パスタセット1つー!なんて言ってる。
「ナガレさんは何にします?あ、日本の和食とかありますよ?」
「じゃあ、和食で…ってなんで日本人だってわかった?」
「えーっと私のおじい様が日本人なんです!召喚された~とかではなく、異世界の歪に落ちてやってきた系で」
「ほう…」
召喚される以外にもこの世界に行く方法があるなんなんてなあ…
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