1人が本棚に入れています
本棚に追加
それからしばらくしてあなたが目で追うようになった子がいたね。
私と話していてもその子のことばっかり。笑ってはみるけどホントは胸が張り裂けそうに痛かった。
それでも私は最後まで笑顔で応援したんだよ。
だって、好きな人には幸せでいてもらいたいから。
あなたが告白をした日。私が声を押し殺して泣いた事、あなたは知らないでしょう?
そしてただいま、と涙を流しながら帰って似た時に私がどれだけ嬉しかったことかも・・・。
・・・やっぱり幸せでいてもらいたいなんてホントは嘘。
ただあなたに思いを伝える勇気がない私の気持ちに理由をこじつけただけ。
二人で泣いて帰った次の日は目が腫れている意外何時も通りなあなた。一人の子をそんなにまっすぐ好きになれるあなたが好き。
・・・例えあなたが見ているのが私じゃなくても。
私の隣で無理して笑っているあなたの事を私だけのものにしたいって思うけれど、ホントは誰より愛してるあなたに気持を伝えれずに友達のフリして一緒に笑う。
だって叶わないって決めつけて恋に臆病になっている私がいる。
どうしても思ってしまうには思いが届かなかった時のことで――。
最初のコメントを投稿しよう!