機密作戦会議

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アジア、中東・西アジア、サウジアラビア王国某軍事基地。 アメリカ中央軍第3軍の駐留しているこの基地の一角。 ここの一室で極秘のミーティングが行われていた。 「・・・ということだ。“組織”はグループに50万ドルでW.O.T.D を提供した。 その一部が転売されて、今回このサウジに密輸されようとしている」 冷房の効いた、光を遮られた部屋の中には、軍服やワイシャツなどを着た男たちが、並列に並べられた長椅子の前に座っていた。 「今回は緊急で要請されたアメリカ海軍特殊戦コマンドの海軍特殊戦グループとの合同作戦となる。 我々は協力して、2つの目標を同時に叩かなければならない」 そう言った瞬間に、部屋の中央にあるスライドに映像が映された。 そこには、一隻のコンテナ船の画像が。 「まず1つ、W.O.T.Dが積まれていると思われる貨物船だ。 ONI(アメリカ海軍情報局)の情報によると、セミ・コンテナ船にはグループ側のの警備がついている」
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