4話~日向兄妹と幼児達~

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 「本当に……めんね……わざとじゃな……ったんだけど…予想…上に…」  「笑いながらだと説得力が無いんだけど。」  「でも面白いからアリだと思うよ。行こっ!」  「え!?」  と…いう訳で…  「わたしのお兄ちゃんでーす!」  「よ…よろしく…ね?」  「………(ビクビク)」  「………(ブルブル)」  「………(ガタガタ)」  子供達が怯えてたので部屋から出ました。  「………。」  「………。」  「今、冷静に考えて見たんだけど…わたしはお兄ちゃんの顔に慣れてたから笑えたけどあの子達は慣れていないから恐いことには…」  「いい加減泣くよ…?」  「本当にごめんね…。」  とりあえず、お兄ちゃんの不良顔をどうにかしない限りは子供達と仲良くなれなさそうです。  「…いっそ着ぐるみでも着る?中身がわからなかったら遊べるよ?」  「何か諦めている気かするけど仕方ないか…。でも着ぐるみなんてあるの?」  「今作ってみるね。」  5分後…  「出来たよ~。とりあえずくまさんにしたけど大丈夫かな?」  「だから何でそんなに早く作れるの!?しかも上手いし!」  「とりあえず外に出て。」  「何故っ!?」  「だって外から来た方が自然でしょ?いきなり中から出て来ても怪しまれるかもしれないし…。」  「相手は高齢でも5歳くらいだよね?」  「とりあえず念のために…ね?」  「…わかったよ。それにしても妙にリアルだなコレ…。」  軽く打ち合わせした後、お兄ちゃんに玄関から出てもらいました。そして数分後にベルを鳴らして来てもらう予定です。  「ごめんね、行ったり来たりで…」  「ひよりおねえちゃん。さっきのおにいちゃんは…?」  「お兄ちゃんなら出掛けたよ。」  本当は外で着替えているんだけどね…。  「………おねぇちゃん。」  「なぁに?」  「あのおにいちゃん…あたしたちをいじわるしたりしない?」  「………ううん、しないよ。お兄ちゃんは確かに恐いけど…とても優しい自慢のお兄ちゃんだよ。」  「ほんと?」  「うん!今日だって皆と遊びたがってたんだよ?」  「じゃあ…つぎあったらともだちになれる?」  「うん。きっとなれるよ!」  「じゃあぼくもおともだちになれるかな?」  「ぼくもなりたい!」
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