30人が本棚に入れています
本棚に追加
「…この3点は多分ケアレスミスが原因か?…それともスペルが間違えてたのか…?どっちにしても勉強不足だな…。」
「「「それは無い。」」」
「そういえば日向さん点数良かったんでしょ?どれくらい?」
「あ、わたし今結果用紙持ってるよ。…はい。」
日和が渡した結果用紙には…
―――――――――――――――
国語 53点
数学 42点
社会 52点
理科 55点
英語 48点
―――――――――――――――
「………前回はどれくらいの点数?」
「………赤点は取ってないよ?」
「何故目を反らす?」
「料理や裁縫はプロ並みなのにね…。」
「それ意外は…」
「次はもっと頑張ります…。」
「皆さん何してるんですか?」
優真達が集まっているのを見て竜司が寄って来た。
「竜司。丁度良い所に来たね。」
「今、テストの点数について話したんだ。お前は何点?」
「私ですか?ちょっと待って下さいね。」
竜司は自分の机から結果用紙を取り出して持って来た。
そしてそれを皆に見せた。
「優真さんが教えてくれたからかなり良い点数になりましたよ。」
―――――――――――――――
国語 91点
数学 95点
社会 98点
理科 94点
英語 92点
―――――――――――――――
「うそっ!?不良顔なのに!?」
「意外だわっ!いかにも不良な格好してるのに…」
「そうか?最近じゃ、勉強の出来る不良も珍しくないぜ?」
「………。」
「…みんな…お兄ちゃんが…。」
「いいよ…慣れたから…。」
その割りには竜司の顔は哀しげな表情だったという。
余談だが竜司は何気に東金城よりも点を取っている。
さらに余談だが小林は5教科分の点数を合わせても赤点だった…。
最初のコメントを投稿しよう!