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スポーツドリンクを口に含んだ瞬間、左手に巻いていた神様時計が、『ビカ』っと光った。
そして
『こんにちわ、マスター』
あいつが現れた。僕を哀れむような顔で見てくる。
「・・・何の用?僕、ボタン押してないんだけど」
『マスター、課題を破ったので罰を与えます』
その声は、酷く冷たかった。
「罰?罰って何の事?」
『この情報に関する課題、その課題を破った罰は-』
目の前にいる存在は、僕の言葉に耳も傾けない。
『今日一日の間、あなた様の五感一つの機能を無くします』
「は?」
五感一つの機能を無くす?
意味が分からない。
『それではマスター、あなた様に神のご加護がありますように』
そう言って、目の前の『神様』はいなくなった。
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