彼の存在と

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「山下は純粋そうで、中々優しい男だと思ったんだけどねぇ・・・」 「あはは・・・、本当」 「朝陽・・・」 あたしと同じくらい切なそうな顔をした 千里があたしをギュッと抱きしめた 力が強すぎて少し痛いけど 千里の腕はとても暖かくて心地がいい 「あたしにはこんくらいしかできないけど!なんでもきくから!」 「ん・・・ありがと・・・」 ありがと千里 あたし、この千里の優しさで充分だよ 充分すぎるほど幸せだよ こういうとき、友達がいてくれて本当によかった あたしもいつか恩返ししなきゃな 「さ!今日はパァーーッとカラオケでも行きますか!」 「うん!」 千里、本当にありがとう 大好きだよ。
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