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社長【black】
『条件?なんだい?[英語]』
空も颯も金に困っている訳ではない。それに何故ここまで社長がするのかすら分かっていない。
2人共自分の事に関しては鈍感であり回りの事だと敏感になる変な所がある。
自分の容姿に自信がある訳がないと思っているのは当人だけだろう。
空
「めんどくせぇから機材持ってこい[英語]」
空は日本支部のスタジオに行く事が面倒だから野外撮影なら了承すると言う話を持ち出した。
社長【black】
『なんだ。そんな事か。じゃあ今から迎えを向かわせるから[英語]』
空
「は?今から?俺学校なんだけど[英語]」
社長【black】
『空君の気持ちが変わる前に撮っとかないとね。それにサボってるんでしょ?[英語]』
流石やり手。お見逃しの様に言い切った社長。
空
「チッ(喰えねぇ奴)勝手にしろ[英語]」
社長【black】
『勝手にさせて貰うよ。今から迎えを向かわせるから演出は空君に任せる。んじゃバ~イ[英語]』
見事に一杯喰わされた空。流石にやり手。世界屈指のブランド【black】の社長である。
空
「チッ。アリスめ」
颯
「アリスちゃんに嵌められちゃったん?」
アリス……世界屈指のブランド【black】の社長。2人とは些細な事で知り合い仲良くなった過去がある。
空
「これから迎えが来る。演出は俺に任せるだと」
颯
「ははは。アリスちゃんらしい~や」
後日、空と颯が表紙を飾ったファッション雑誌が発売され即日完売。発行部数を更に増加し再発売される事になった。
ニュースでも取り沙汰され大事になったりもした。ブランド【black】の売上は倍以上の売上を記録し過去最高の販売売上を上げた。
そして空の報酬額。ザッと見積もって3億数千万。たった写真1枚でこれほどの功績を上げた。アリスも大喜びしプラス報酬として空と颯の洋服や靴、帽子、アクセサリー、など一式を【black】社が数千万を掛けオーダーメイドし空達にプレゼントした。
因みにまだ売り上げは伸びている。
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