第一章

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 今日は光龍の集会の日。馬鹿でかい倉庫街。ここが光龍の集会所。5千人など軽く入る。右を見ても倉庫左を見ても倉庫。その一番奥にある一番大きい倉庫が光龍のアジト。そしてアジトの中に部屋がある。そこに総長、副総長が君臨する。その部屋には総長、副総長、以外、許可がなければ出入りする事は許されて居ない。 颯 「ねぇ~空」 空 「あ?」  颯はゲームをしながら空は漫画を読みながら会話をする。 颯 「面白い事ない?」 空 「あ?俺が知るか」 颯 「だよねん」 空 「めんどくせぇ……走り行くか」  空はそう言うとゲームをやっていた颯からゲームを奪い出ろと顎で合図する。 颯 「はいよ~。分かりましたよ総長様」  颯は拡声器を手に取り部屋から出た。その後を空が怠そうに続く。 颯 「あっあ~[拡声器]」  颯は拡声器を確認するかの様に声を出す。 颯 「皆今日も元気か~[拡声器]」 光龍メンバー 「「「おぉ~」」」 “バシッ”  ふざけている颯に空がどこからか持ってきたハリセンでひっぱたいた。 颯 「いって~……いや~毎回これやりたくなっちゃうだもん。皆も反応してくれるし」 空 「本題行け」 颯 「はいはい。手厳しいなぁ~まったく」  颯は改まって拡声器を口元に近付ける。 颯 「今日も走りに行くんだけど規則通りあんま一般人には迷惑掛けない事。パーカー[パトカーの意]見付けたら俺か空に知らせる事って言うかいつも通りね~ん[拡声器]」  爆音を奏で続々とエンジン音が唸る。空がバイクに跨がりエンジンを掛け走り出すと颯が続き続々と他のメンバーが続いていく。 “ヴェンヴォヴォヴォンヴェヴォ” “ブンッブンブンブン ブォン”  様々なエンジン音が奏で合う。今日は単純コース。後続が続々と続く。
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