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「浮気してるの。」
そう聞かれたのは1時間まえ、プリンを口に運ぼうとした瞬間だった。
「は? 俺が浮気なんかするわけねぇだろ、」
「…目」
「は?」
「目…泳いでるよ」
「…ッ!ち、ちがう!」
「…何が違うの?まだ俺なんにもいってないんだけど。」
あ…やばい。臨也キレてるな。だいたい勘でわかるんだ。
「ねぇ。…こたえてよ。」
ひどくずっしりしたいつもより低い声が響いた。
びっくりした。さすがの俺もびっくりした。
だって俺らがケンカしてる時でも臨也のこんな低い声聞いたことないんだ。
でもやっぱり臨也は臨也だ。
標準の成人青年にしては声が高い。
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