本屋と本屋で

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高い位置から向けられた6冊ほどの本を一通り見て、その男の脇にもう一冊挟んであることに気づく。 「それは?その本」 「ああ、これは補充用の本で感想文には向いてな……」 「うわ!めちゃくちゃ表紙かっこいいじゃん!」 ジャンルは、ファンタジーか。 書きにくそうだけど、読書感想文なんて適当でいいよな。 どうせ読むなら面白い方がいいし。 「俺これにする!ありがとな、オニーサン!」 「でもそれ、下巻……って、行っちゃった。1巻はもう持ってるのかな?」
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