勇者の立場

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僧侶「うわあとはなんだ勇者。感謝しろ。助けてやったのだぞ」 勇者「感謝しておきます」 僧侶「ふふん。私を連れていけば暇をすることもないだろう。それに素晴らしい戦闘スキル持ちだ」 勇者「うわあ」 僧侶「む」 勇者「なんでもないです」 僧侶「こんなところで立ち話もなんだ。どこか近くの街に行こう」 勇者「おー、いいな。酒が飲みたいぞ俺は」 僧侶「馬鹿か貴様は。昼間から酒を飲む勇者など聞いたことがないっ」 勇者「いいじゃん。この辺り平和だよ?魔物も少ないし」 僧侶「まあな…だが酒は駄目だ」 勇者「ケチ」 僧侶「うるさい」 お兄さん「あの」 勇者「?」 お兄さん「宿をお探しでしたら、我々の村に来ませんか?みんな喜ぶと思うんです」 僧侶「おお、優しき村人たちですね。勇者、ここはお言葉に甘えて泊まらせてもらおう」 勇者「そうだなー、行くとこないしなー」 お兄さん「ささ、案内しますので付いてきてください」 僧侶「よろしくお願いします」
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