勇者の立場

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お兄さん「この森を抜けると村ですよ」 僧侶「複雑な道のりなんですね。わわっ」 勇者「大丈夫か?確かに山を登ってるような感覚がするなー」 お兄さん「我々の村から見る景色は絶景なんですよ。道のりはゴツゴツして大変ですがね」 勇者「ふーん…あ、光が」 さわさわ お兄さん「さあ着きましたよ。ここが我々の村、そよ風の村です」 僧侶「気持ちいいな勇者!風が空気がすごく綺麗だ」 勇者「ああ…」 お兄さん「?どうしました?」 勇者「いや、なんでもない」 お兄さん「…?そうですか…」 少女「あ、お客さん?いらっしゃい!!」 僧侶「かわいーなぁ。子供は癒やされる」 なでなで 少女「お兄ちゃんたちどこからきたの?」 くんくん 少女「いいにおい!」 僧侶「都会の洗剤は香りが強いのばかりだからな。この村の人たちにとっては珍しいのかな」 勇者「僧侶は綺麗好きだもんな。いっつもいい匂いだ。」 僧侶「お世辞を言ってもなんにも出ないからな!」 勇者「…そうかい」 お兄さん「食事の準備が出来次第お呼びしますので、村を見学なさっててください」 勇者「はい」
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