プロローグ

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-ギルド- 白で統一されている壁と天井、そして室内には仄かに薔薇の香りが漂っている部屋に一人の男の子と椅子に座ってデスクで書類を見ている女性がいた 「何の用?」 まず髪が黒く目は赤い、顔はまだ幼さが残っている16程の若い男の子 佐々木瑠亜と 「そろそろ学園に行きなさい」 ギルドマスターであり瑠亜の相談役、スタイルがよく顔も美女の部類に入っている銀の髪を腰まで伸ばし、目の色は黒の女性 武藤欄 が、少し不機嫌な瑠亜に学園に行く事を促した理由は、瑠亜が面倒だからという理由で学園の入学を拒否しているからである 「蘭、幻覚見せてあげるか?」 「それはお断りするわ」 2人が話をしていたらマスター室のドアからコンコンと音が聞こえた 「入っていいわよ」 蘭の一言で入ってきたのは若い男性 「双雷の魔術師様宛に手紙が届いています」 (あいつに?) 瑠亞は人目につくのが苦手なので霧属性の幻覚でいないと思わせている 「わかったわ」 「失礼しました」 蘭の返事を聞くと一礼して部屋を出ていった、と同時に瑠亞が幻覚を解いた
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