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「澪、今日は軽音部に行ってみないいか。」
「けいおんぶ?」
「うん、みんなやさしいからさ。」
こうして放課後を澪と過ごす事が、田井中さんから頼まれた願いの一つだった。
「けいおんぶの人は、いじめたりしない?…。」
そしてもう一つの願いが、
『澪を軽音部に連れて行くこと』
「しないよ、それに、おいしいケーキに紅茶もあるって言ってたし。」
軽音部と澪との間にできてしまった、
高く…冷たい壁
「勇耶も…一緒に来てくれるの?」
澪は人にたして過剰なまでの恐怖心を抱くようになった。
澪の本当の居場所である軽音部の人たちにさえも…。
「委員会の仕事があるからちょっとだけなっ。」
澪は少し俯き考え込む
「じゃあ…いかない、私も勇耶と一緒に行く。」
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