好き。
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「このままにして。ちょっと浸りたいのじゃ」 そう言って誤魔化したけど、あたしの顔が少し熱くなってしまったから電気をつけられなかった。 赤くなってるなんて気付かれたくない。 「あー。そう」 どうやらバレてないみたいで、ヤマ兄は腰をあげた。 部屋に戻るんだと思うと、ほっとする様で寂しさもこみ上げる。 だけど、ベランダに足を出して腰を降ろすとタバコに火をつけただけだった。
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