好き。

17/55
前へ
/522ページ
次へ
「もし。それがアサだったとしたら、そんなことでお前を嫌いになるわけがないし、責めるわけない」 「へっ?」 「そんなことくらいで嫌いになれるわけがない」 「……う……ん」 真顔で言うから、目を逸らしたくなった。 またもや心臓持ってかれた。 好き放題、叩いたり弾かれたりして、ドキドキさせられてるんだ。 「なくしたらさ、代わりに手に入ることってあるんだからな」と言いながらろうそくに火をつけた。
/522ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2969人が本棚に入れています
本棚に追加