好き。

27/55
前へ
/522ページ
次へ
「……だけど、本当はどうなんだろうって少し気になってた」 「気になってたんだ?」 「なんかな、その気持ちが消えなくてな」 「うん」 「お前と喧嘩して話さなくなった時あっただろ?」 「みたいだね」 「その時がいちばん気になった。 話さなくなったから、どう接していいかわかんなくなった所為かもしれないけど。 遠く思えたのかもな、他人みたいに」 「そっか……」 「ああ」 スゥッと息を吐いて力を抜いた。
/522ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2969人が本棚に入れています
本棚に追加