好き。
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ヤマ兄が何も言わなくなってしまった。 「ヤマ兄?」 恥ずかしいけど、上目遣いで顔を見た。 ヤマ兄は抱きしめたまま表情が固まってた。 「……」 「ヤマ様?」 「……」 「ヤマト?」 「びっくりした」ってやっと口にして、視線をあたしに落とす。 「びっくりした?」 笑っちゃうよ。ヤマ兄のこんな顔。 その手があたしの頭を撫でる。 気持ちが繋がったんだよね?
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