わかんないよ。

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なんだかんだ。 ルリカと付き合ってたのは変わらない事実で、 過去のこととはいえ、気にならない訳ではない。 それも、状況があまり変わってないだからだろうか。 時間が経てば無くなるのだろうか。 そう言えばキスしてるとこも見ちゃったしな。 プリクラだって仲良さそうだったし。 お弁当だって一緒に食べてた。 そんなこと、あたしは堂々と出来ないんだろうな。 家の中だって、学校だって。 そう考えるととても窮屈な世界に飛び込んでしまった気分になる。 ヤマ兄の背中を見送って、上靴に履き替えながら、 そう言えば、付き合ってるんだっけって思った。
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