わかんないよ。

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ひとつ屋根の下恋愛って想像以上に厳しいものだって実感した。 唯一、2人きりになる登下校の時間だって、結局ヤマ兄に訊けなかった。 四六時中やってくるキョウの所為か、以前にも増して朝は寝むそうだったし。 帰りは予備校で一緒に帰れなかったり、 帰っても結局、変わらないヤマ兄の態度を見て口に出せなかったり。 それに、何故だろう。 あたしといると不機嫌そうな顔をしてる様に見えるんだ。だからか会話も弾まない。 テスト期間が終了したお蔭でキョウは入り浸らなくなったけど、 何故か部屋にも行きにくく感じてしまう始末。 あれは嘘か。あの日の彼は幻か。いや、まさか。
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