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「人に何を言われてもあたしはヤマトが好き。
それ以外考えられない。
そう言えるくらい好きだった。
なのに、ヤマトは付き合っても付き合う前もアサカばっかり……で。
それがずっとずっと悔しかったの。
だから……あの日。
病院の外で、アサカあたしに友達だとか言ってきたでしょ?
でも、あたしは、ああやって引き返してきたアサカに……同情されてるみたいで嫌だったの。
馬鹿にされてるみたいで……。
屈辱的だったの」
そこで顔をあげながら、
怒りとも諦めともわからないような深い溜め息をついた。
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