変わりたいものは変わる。

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「何言ってんの? いつも一緒帰ったり、遊んだり、と、泊まりに行ってたり…… 仲良かったじゃん?あたしは関係ないでしょ?」 「花火大会、思い出してみてよ?」 「花火大会?」 ミフネさんに彼女の振りを頼まれてヤマ兄とルリカのデート現場に遭遇した日か。 「あの日、リュウノスケとバッタリ会ったのに。 あたしの元彼なんか気にするそぶりも無かったでしょ? 代わりにアサカが男といることを気にしてた。あの日がいちばん哀しかった」 でもそれはヤマ兄がルリカのことを信用してたからじゃないのか。 現にルリカの腕を関係ないといった顔で引っ張っていったことを覚えてる。 今でも、切なくなるくらいに。
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