どっきりだ。

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「アサカ遅い!」 「サヤコ、ごめん」 黒塗りメイクを落とすのにてこずってしまってすっかり遅くなった。 辛うじて、眉毛とリップだけは塗ったけど。 あと制服にも着替えた。 「こんにちは」と言ったのは私服姿の男子3人。 「こんにちは。ええと、サヤコのアサカです」 「なんであたしのアサカなのよ」 サヤコに睨まれると3人して笑った。 どうやら手前にいた小柄で優しそうな男子がサヤコの彼氏らしい。 他の2人も同じ高校で、タメだと聞いて一安心。 感じよく挨拶を返してくれるせいかも。
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