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女「新入所の佐々木たけ子さんの御家族の方ですか?」
佐々木たけ子とは祖母の事だ。
「はい。そうです。孫ですが…。」
女「私、佐々木たけ子さんの担当になりまして、初田亜美といいます。」
初田亜美と名乗る女性はニコニコと優しい笑顔で自己紹介をしてきた。笑顔がまぶしく人が良いということはその声からも伺えた。
「それはどうも。祖母が今日からお世話になります。」
俺も彼女の笑顔に誘われるように笑顔で応えた。
初「それでは。ご本人にお会いしてきます。」
彼女はそう言ってこの場を離れた。俺はなぜか分からないが彼女がこの場を離れるのを寂しく感じていた。
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