HARD RAIN~探偵 鳴神の章

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人ではないにしろ・・・いや、真犯人じゃないからこそ知っているはずなのだ。 真犯人を。 俺は海原さんの店に足を運んだ。 「おお響司。やっぱりきたな。」と海原さんがカウンターごしに声をかけてくる。 「いつもの頼むわ。」 というと海原さんはいつも通りに手際よく肉うどんを俺の前に出してくれた。 「で、あれだろ?例の事件の?何が知りたいんだ?」 海原さんは単刀直入に本題に切り込んでくる。 「自首した犯人ってどうなんだい?なんていうか・・・信憑性は?」 「まさかお前、本当にあんなのが犯人と思ってるわけじやないだろう?どんな奴かしりた きゃ会ってみたらどうだい?」
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