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「のばら!またあんたはそんな格好して!さっさと髪の毛乾かしな!邪魔!!」
「だってぇー…暑いんだもん」
お風呂上がり。
タンクトップにショートパンツ。エアコンが無いので、扇風機の前を陣取ってゴロンと横に寝転がってたのをおばあちゃんに叱られた。
「昼間に比べたらだいぶ涼しい」
「それはそうだけどさぁー……」
ブツブツ言いながらもあまりおばあちゃんを怒らせたくはないから、ドライヤーを引っ張り出して扇風機の前で濡れた髪を乾かし始める。
こうでもしないと、この暑さに耐えきれない。
……髪、伸びたなぁ。
乾かしながら目の前にもってきた髪をツンツンと引っ張る。
あいつが言った『蜂蜜色の髪』
『キレイにカラーして…』って言ってたな。
ハル、残念ながらそれはハズレです。
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