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・・・昼休み
あれから休み時間毎に俺のところに来る冬を適当にあしらっていけたおかげでなんとかあれ以上担任の目を引くことはなかった
ただ少し冷たくしたぶん冬が拗ねてしまった。まあたいした問題ではないが・・・
「春くん酷いよ・・・あの夜はあんなに激しく楽しませてくれたのに・・・」
誤解を招くような言い方はやめろ
それじゃあまるで俺が男が好きみたいじゃないか。いや見た目は女だが・・・
「それは徹夜でゲームをしてただけだろ?変な言い方をするな」
「でも、僕の体は火照って」
「あ、飲み物忘れた。ちょっと買ってくる」
「あぁーん!春くんのいけずー!」
さてとりあえず無視無視
自販機に飲み物を買いに行こう・・・冬もあの癖さえなければ完璧なんだがなぁ・・・
「・・・で、あるからして・・・」
「ふむ、わかりました。ではその手はずで行きましょう」
ん?廊下の向こうを校長と女子が歩いている
でも女子は私服・・・保護者か?
にしてはやや小さかった気が・・・まあ身長なんて個人個人だよな、気にしないようにしよう
「うえぇーん!春くーん!いつまでまたせるのさー!!」
「ほんの数分だろうがそれくらい我慢しろよ!」
「嫌だ嫌だ!春くんとご飯たべるんだー!」
「だー!鬱陶しい!」
こんな調子で昼休み、午後の授業は終わっていった・・・さて、不安の塊の様な我が家に帰るか・・・
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