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??「おいちょっと待てこら。どうして私を無視するのだ」
いやいやいやいやいきなり道端のダンボールに入ってる女から家に案内しろとか言われたら怖くて逃げるだろ普通
無視無視
??「私を無視するとはいい度胸だ。いいだろう」
おい嘘だろ立ってついてきだしたよ・・・
ただこの人かなり綺麗だ・・・中身が残念すぎるけども
普通に出会ってれば喜んで案内したのになぁ・・・
春樹「アーキョウノバンゴハンナニニシヨウカナー」
??「言葉が棒読み、動揺を隠せてないぞ学生」
やかましわ
誰のせいで動揺してるとおもってんだよというかついて来るなよおい
にしても少しまずいな・・・実は新しい学校に行くことが決まってから一人暮らしをする事が決まってる
このままついて来られたらそのまま無理やりにでも上がられかねん
どうにかして撒かないと・・・
・・・
??「ふむ、ここがお前の家か。なかなか立派だな」
撒けなかった・・・・・
というかなんだよこの女どんだけ足速いんだよ
さすがに選手とまでは行かないが俺は多少は脚に自信がある
その俺が途中で全力疾走をしたにもかかわらずこの女は平然と、それも息ひとつきらさずついて来やがった
化け物かこの女・・・
春樹「・・・で、うちまで来てなんの用なんだよ。言っておくが俺の家には何も無いぞ?強盗しようとしても無駄だからな」
??「お前の財産になど少しも期待してないわ戯けが」
ねえなんなのこの女。心がさ、心が折れるんだけど
本当こいつなんなんだよ・・・
??「とりあえずお邪魔するぞ学生」
春樹「はぁ?いや待て待て上げねえよ。それに鍵は俺が持ってるんだから入れない・・・」
??「邪魔するぞ」
なんでこいつナチュラルにピッキングできてんの・・・
いやまて勝手に上がりこむなおい勝手に奥に行ってんじゃねえよおおおおおおおおお
??「ふぅ。ところでお茶のひとつも出ないのか」
春樹「・・・なあ」
??「いかんなこれは・・・リストに入れておこう」
さっきからこいつは人の話を無視して人の家を散策してまわっている
止めればいいのだろうがこの女化け物みたいな奴であっさり一本背負いであしらわれる
それにこいつの容姿がすごく綺麗なことに気づいた俺は何もできずになすがままにされているのである
あ、ちなみに電話は何故か通じないです。終わってます
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