帰還

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?「……………???」 只今俺の頭の中は思考停止状態にある というか半ば気絶状態にに近い そんな俺の思考を現実に引き戻したのは バ「……ぅ…くぅ…」 俺の背中で泣いている女性の小さな声だ ?「………あの……?」 先んずは何故こういう状態なったかを聞かなければならない バ「……んぅ?」 俺の問いに女性は小さな声で反応した ?「…何で、俺は抱き締められてるんですかね?」 バ「罰だ……」 その言葉を聞いた瞬間俺はおもわず「えっ?」と呟く その後直ぐ様思考を働かす ?(罰って何よ…俺なんかした???) 俺が1人で考えていると女性が先に口を開いた バ「今まで…放っておいた罰だ……」 ?「………???……」 俺の思考はますますこんがらがる というより ?「初対面デスよね……おれら」 俺がそう口にすると バ「……は?」 空気が凍り付いた ?「……あれ?……俺何か間違えた……?」 俺の言葉に彼女は顔を上げた そこに在った彼女の表情は 心底不思議そうな顔で そして… バ「……憶えて無いのか……?」 少し悲しげで… 彼女の顔を見た瞬間俺の気持ちは何故だか 言い様の無い寂しさと、 少しの懐かしさでいっぱいになっていた
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