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三人が帰っていったのを見送り、受け取った髪飾りをカウンターに置くと、勢いよく扉が開いた。
今回は既視感も頭痛もなかった。
だが、やはりと言うかなんと言うか、変な物体が入ってきた。
「見つけたぞ……」
その物体は、一言で言えば『妖』そのもの。
コイツは見覚えがあるな。
確か……。
「二口女か」
「貴様は女子とのフラグを立てすぎる」
妖怪がフラグとか言うなし。
それにフラグを立ててるつもりはない。
「貴様に女子共の苦しみを味あわせてやる!」
そう言って妖は俺に飛びかかってきた。
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