2人が本棚に入れています
本棚に追加
冬真はお腹を抱えながら笑っている。
「そんなに笑わなくても…」
「ふふっ…すいません、つい」
涙目になりながら謝られても…。
「ですが、深雪さんはとてもお父さんと仲がいいんですね」
「え?」
「だって、心配だからこそ病院まで来たんでしょ?」
「それは…自分の家族が倒れたって聞いたら当たり前じゃない!」
「いえ、それが当たり前の事では無い家族も居るのです」
私は冬真の話を黙って聞いた。
最初のコメントを投稿しよう!