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…時が流れる
遅く見える流れ
それなら身を任せようと
足を踏み入れる
思いの外
…流れは速い
看板が見える
どうやら
この先 滝があるらしい
何メートル先か
何キロ先か
わからないらしい
看板が見えてからの僕は
流れに抗おうとした
…無理だった
だって僕は
時を泳ぐ術を知らないんだから
それでも僕は
ジタバタジタバタ
さすがに疲れたな
ジタバタジタバタ
必死に息継ぎ
その時見えた青空
僕がジタバタしてるのに
空は動かない
まるで風景画
その画は
僕の時の流れまでも
少しだけ止めてくれた
もう少しだけ
空を見ながら
プカプカ浮いててもいいよね?
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