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学校に着いたヤスシ達が教室で、さっきの出来事を面白おかしくクラスメート達に話していた。
この頃になると他の生徒達もどこかゲーム感覚になっていた。
既に本人達にいじめの意識はなかった。
テツヤが武勇伝でも語るかのように騒ぎ、ヤスシもシゲルもバカ笑いをしながら話していた。
そのころ、ヤマトは家に着いていた。
母親がその姿を見てびっくりする。
「ヤマトどうしたの!?」
ヤマトは、うつ向きながら
「だ、大丈夫だから転んだだけだから…。」
と言った。
母親も、それ以上は聞かなかった。
「とりあえず、制服をかわかさなきゃね。」
「脱いで乾燥機の中に入れておいて、ヤマトはシャワーを浴びなさい。」
「学校には、今日はお休みさせて頂きますって連絡しておくから。」
ヤマトは、直ぐに風呂場にいった。
ずぶ濡れの制服を脱いで洗濯機に入れ、鏡に写った自分を見た。
腕や腹、たぶん背中にも痣ができていた。
慌てて浴室に入ってシャワーを浴びた。
少ししみたのか
「痛いっ!!。」
っと、呟いた。
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