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「で、でも僕は拾って渡しただけで君達の物だなんて知らなくて…」
ヤマト、振り絞るように言った。
「うるせぇ～！前から俺達は目を付けられてたんだ!!」
「お前のせいで親呼び出しで説教くらったじゃね～か！」
ヤスシ達は、ヤマトの言い分も聞こうとはしない。
只の八つ当たりである。
その光景をクラスメートが冷ややかな目で見ていた。
その時、チャイムが鳴り松下先生が教室に肺って来た。
「お前ら何やってる、席に着け。」
昨日の今日で問題を起こすのは、まずいと思ったのかヤスシ達は舌打ちをして席に着いた。
ヤマトもしぶしぶ自分の席に着いた。
松下先生は、何も振れることなくホームルームを始めた。
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