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校門を過ぎた辺りから少し空気が変わったように感じたが気にせず下駄箱に向かった。 しかし、期待とは裏腹に悪夢は始まっていた…。 ヤマトの上履きが無くなっていたのだ!! 空の下駄箱の前でうつ向いたまま動けなかった…。 ヤマトは、元々クラスでも目立たないタイプの生徒であったがそれでも周りともそれなりに溶け込んでいた。 特に仲の良い友達もいなかったが、嫌われるようなことは今までなかった。 気が小さく自分の考えも上手く伝える事が苦手な性格。 そんなヤマトが始めて体験した辛い出来事だった。
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