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確か小3の夏休み。俺は友達の晃と一緒に、近所で行われている少し大きな夏祭りに来ていた。
付き添いの母親からお小遣いを貰って、束の間の自由時間。
"花火が始まる頃までに戻ってきなさいよ"と、言ってるそばから走り出した俺達は、すぐに人で賑わう屋台の中に消えていった。
食いもんに目がない晃は、匂いを嗅ぎ付けては焼きとうもろこしやら、たこ焼きやら、綿飴やら……とにかくよく食えんなって言うくらい食いもんばっかで。
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