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A「時計…だよね?」
独り言を呟きながら時計を取り出したらひらり と何かが落ちた。
何だろう?と思って見たら裏表何にも書いてない封筒があった。
封をあけてみたら
手紙みたいのが入っていて…
――――――――――――――
ご注文ありがとうございます。
この手紙に同封したのは"過去をやり直せる時計"です。
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A「マ、マジ!!」
あまりにも驚き過ぎちゃって、1人絶叫する俺。
みんな詐欺とか言ってたけど嘘だったじゃん。
良かった♪
詐欺じゃなくて
手紙の続きを読んだ。
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その時計を使ってゲームに参加していただきます。
ルールは
・その時計の存在を知られないこと
・それを使いあなたの大切な人を守ること
・何があっても時計を壊さないこと
以上三つを守ってくださればどんなときも何回でも使っていただいて結構ですので。
万一、一つでも破られた場合は対価を強制的にご支払いいただきますのでご了承下さい。
ちなみにゲームは時計を手にしてる時点で始まっています。
拒否権はございません。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、失礼します。
$tЯAиgЭ
――――――――――――――
なにこれ…?
拒否権なしのゲーム?
強制参加っていうこと?!
そもそもゲームってなに?
この時計のことも誰にも言えないって…
きついよ…
あと"大事な人"って…
A「あ゛ーもうなんだよこれ!!!!」
これじゃあ
誰にも相談できないじゃん…
変なことに巻き込まれちゃったな…
ジャラ と時計についている…くさり?の部分が音を立てた。
手紙をもう一度読み直してみる。
【対価】
という言葉が気になる。
どういう意味何だろう?
それよりも…
"本物なのか確かめてみたい"
と思って時計をじっと見ていた。
使ってみるのが少し怖い。
今、俺の中の
【好奇心】 と 【恐怖心】
が戦ってる。
うーーーーーん…
【♪♪~♪】
A「!!」
考えていたら、スマホが鳴った。
もうこんな時に誰!
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