21人が本棚に入れています
本棚に追加
校長が事態を知っているからこその処置だが、それを知らない教師は二人を問題視している。
勿論ながら、他生徒からは軽蔑の対象である。
だが、二人にはそんなこと痛くも痒くもない。
任務がなければ授業に出るし、授業中に任務が発生すれば途中退室も許される。
「珠音ちゃんは?」
恭華が隼人に聞く。
隼人は頭を掻きながら、
「い……家で寝てるよ」
まさか、知らないとは言える筈がない。
「そう。
給料は月末にまとめてでいいわね?」
「ああ、いいよ」
彼らは、学校-----政府が学校に払った金-----から給料を受けて任務を遂行する。
最初のコメントを投稿しよう!