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物語は1995年から始まり、一人の男の少年時代を回想するところから始まります。
1958年ドイツ。
15歳の少年マイケルは、一回り以上も歳の離れたハンナという大人の女性と恋に落ち、溺れていく。
ある時、ハンナはマイケルに本を読んでとせがみ、マイケルは声色を変え、演技を交えながら読んで聞かせる。
しかし二人の幸せは、ハンナの突然の失踪によって幕を閉じた。
マイケルの胸に、深い傷を残して…。
それから8年後、マイケルは法学生となり、ある裁判の傍聴に来ていた。
そこで、被告席に座るハンナとの衝撃の再会。
マイケルにとってその罪状は信じがたいものだった。
それは先の大戦下、ナチス親衛隊へ入り、ユダヤ人収容所で看守として働いていたハンナら数名に対する戦犯の罪を問う裁判だった…
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