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先ずイケメンだろうと美少女だろうと、リアルにストーカーされたら気持ち悪い。
尚且つイケメン&美少女がストーカーをする必要はあるのかな? している人間は相当病んでいる。
ちなみに十六夜一葉君が、何故必死になって女子高生を追いかけ回しているかと言うと“仕事”の関係です。
あれ……? 仕事の関係って描写しても、前に“女子高生を追いかけ回す”と書くだけで危ないお仕事に見えますね。
「私は仕事の関係で貴女に用があるんです。それをストーカーだなんて……天木恋香さん、貴女はちゃんとした学があるのでしょうか?」
「はん。仕事の都合だかなんだか知らないけど、女子高生を追いかけ回した挙げ句下着まで覗くド変体とどっちが学があるか訊きたいところね!」
見事突っ込まれましたね。
天木ちゃんはふんぞり返り、腕を組んだ。
「むむむ……。仕方ありません……ここは力業と行きます!」
道は一直線。
真っ正面から突進を仕掛ける十六夜君。
「えいっ」
天木ちゃんは鞄に付いていた熊のキーホルダー(防犯ブザー)を外す。
大音量のアラームは、マンション中に反響し危険を知らせた。
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