アイスココアの溜め息
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◆ 喫茶店にしては、少しだけ重いその木の扉を押し開くと、 かららんっ となんとも言えず軽い音がする。 正直いい響きとは言えないけれど夕暮は少し気の抜けたこの打ち損なったベルの音がけっこう好きだ。 「いらっしゃいませ」 大好きな真昼のいつもより少し高いバイト中にしか耳にしない声を聞きながら後ろ手に重い木戸を離した。
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