アイスココアの溜め息
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ショコラ色の木戸には夕暮の目線の所に、磨り硝子の丸い小窓がはめ込まれている。 完膚なきまでに叩きのめされ、 せっかくここまで真夏日の暑い中を精一杯急いで歩いて… 来たのに! 着いたのに! 幼なじみに! …恋人に… あまりに酷くない? 酷いよね? …誰か非道だと言ってくれないかなぁ やるせない夕暮はぐちぐちと、小窓の下でしなだれるしかない。
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