アイスココアの溜め息

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と、 「そろそろ許してあげない?」 その声は救いのように響いた。 「ね、真昼君」 声のした方を見るとバックヤードへ続く出入り口にこの店の、 「マスターっ」 である葉咲さんがいつもの若葉色のエプロン姿で立っていた。
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