平穏な学園。

4/10
前へ
/248ページ
次へ
「わけわかんねぇ……」 倒れている男を見ると鼻から血を流して幸せそうな顔をしていた 「その方が段差につまづいて、私に倒れかかるようになってしまったんです…… それから何故か血を流されてしまって……」 大丈夫でしょうか? と心配する彼女と倒れている男を交互にみて、なるほどなと納得 「あぁ、たぶんあんたが気にするほどじゃない あと、こいつからはバカの匂いがする」 「へっ?」 「それよりさ、水とかない? 水かけりゃ目ぇ覚ますっしょ?」 「み、水なら私が出せますよ?」 そういうと彼女は手の平から水を湧き出させる (なるほど、水属性の魔導士ってことね) 一人で納得しながら男に水をかける彼女を見る (ふむ……性格いいし、可愛い部類かな? まぁタイプじゃねぇけど) などと不謹慎なことを考えていると倒れていた男が目を覚ました
/248ページ

最初のコメントを投稿しよう!

326人が本棚に入れています
本棚に追加